日本電信電話(以下、NTT)は3月28日、ネットワークOS「Beluganos」をNTTアドバンステクノロジ(以下、NTT-AT)より3月31日から販売を開始することを発表した。NTTはこれまで、ホワイトボックス装置対応ネットワークOSの研究開発を進めており、同製品はその成果を製品化したものだという。また、NTTコミュニケーションズ(以下、NTT Com)は、自社の商用ネットワークにBeluganos搭載のホワイトボックス装置を導入し、運用を開始するとしている。

BeluganosはこれまでNTTが研究開発してきた技術をベースとして、IOWN(Innovative Optical and Wireless Network)構想のグローバルフォーラムにも参加しているIP Infusionと連携し共に完成させたホワイトボックス装置対応のネットワークOSだ。

同製品はホワイトボックス装置を活用してハードウェアとソフトウェアを分離することで、任意のハードウェアを選択できるようになっている。ハードウェアとソフトウェアが一体となったネットワーク装置における投資効率の課題を解決し、従来の専用装置と比較してTCO(Total Cost of Ownership)を約2割削減できるようだ。