楽天グループ(楽天)と西友は3月28日、両社が協働運営するネットスーパー事業「楽天西友ネットスーパー」において、千葉県松戸市の専用物流センターを本格稼働開始したことを発表した。

  • 千葉県松戸市の物流センター 外観

    千葉県松戸市の物流センター 外観

両社が展開する同事業では、北海道から九州まで全国のユーザーに食料品、日用品、住居用品、衣料品を提供。2021年の流通総額は前年比26%伸長し、同サービスにおける物流センターからの出荷流通総額は、前年比79%増と大きく伸長している。

新設した物流センターは、地上4階建で延床面積が約1万7600坪(約5万8千平米)あり、東京外環自動車道「松戸インターチェンジ」から約4キロメートル、東京23区を網羅する環状七号線まで約7キロメートルと至近で、首都圏中心部への配送、および高速道路網を利用した首都圏広域への配送に優れている。

また、常温・冷蔵・冷凍の3温度帯で最大3万~4万アイテムを保管できるほか、搬送や保管などの自動化装備を導入することで、倉庫内の作業効率を向上している。両社は当日配送枠を拡充し、関西地域における供給能力の強化を図っていく考えだ。