KDDIは3月27日、AWS(Amazon Web Services)が法人向けに提供しているクラウド型のコンタクトセンターソリューション「Amazon Connect」について、KDDIがAWSの導入から構築・保守までをワンストップでサポートする「cloudpack with KDDI」へ追加して提供を開始することを発表した。

同ソリューションはKDDIが提供するクラウド電話とコンタクトセンターに必要な機能をトータルで提供し、低コストかつ短期間でフルクラウド型のコンタクトセンターを構築するとのことだ。

  • 「Amazon Connect」の概要図

    「Amazon Connect」の概要図

同ソリューションは、音声やSMS(Short Message Service)などコンタクトセンターに必要な機能を備えるオムニチャネルのコンタクトセンターソリューションだ。固定電話番号の使用と番号ポータビリティが可能なため、現在ご利用中の電話番号を継続して利用できるほか、KDDIが提供するフリーコール(着信課金番号0120 / 0800)も利用できる。

大規模なシステム開発や機器の設置が不要であり、短期間かつ初期費用を抑えながらの導入が可能とのことだ。利用した分だけ料金が発生する仕組みで、コンタクトセンターの運営に関するコスト最適化を支援するという。

KDDIが提供する固定音声サービス同士の通話料金が無料となる上、KDDI光ダイレクトから同ソリューションに転送する場合も通話料金は無料。