ビズリーチが3月27日に発表した企業の中途採用担当者とビズリーチ会員を対象に中途採用に関するアンケート結果によると、88.2%の中途採用担当者が「直近1年で、即戦力人材の採用難度は高まった」と実感しているという。
同調査は同社が2月13日~19日にかけて、ビズリーチを導入している企業の中途採用担当者およびビズリーチ会員を対象に実施したものであり、有効回答者数は中途採用担当者が272人、会員が693人。
即戦力人材の採用難度について、2021年に実施した同様の調査と比較すると今回は11.1ポイント増加した。特に「全体的に難度が上がっていると感じる」は13.4ポイントも増加しており、優秀な人材の獲得競争がさらに激化していると同社は見る。
スカウトを受け取った経験があるビズリーチ会員の86.6%が、スカウトを受け取ったことをきっかけに、その企業への興味・関心や転職意欲が高まった経験があると回答している。企業が直接送るスカウトが潜在層に対するアプローチで高い効果があると、同社は推測する。
スカウトの送信者に関する質問では、経営者や事業部門責任者から届くと魅力的に感じるとの回答が多い。
企業がスカウトを送る場合には、自社をアピールし採用につなげる狙いから採用選考の前段階としてカジュアルな面談を実施することが一般的になってきているといい、カジュアルな面談でどのような情報を得ることを期待するか尋ねたところ、「業務内容や期待される役割」が74.3%と最も多く、「自身にスカウトを送った理由」が48.6%で続く。
これらから、具体的にどのようなポジションで採用したいのか、またなぜスカウトを送ったのかを、経営者や事業部門責任者が候補者に合わせてコミュニケーションしながら採用活動にコミットする必要があると、同社は指摘する。
採用に関して、現在の人事・採用部門と事業部門との役割分担を質問すると、事業部門が実施している項目では「1次・2次面接」「人材要件・応募要件の設計」など選考に関する内容が多く、「スカウトを送信する候補者の選定」は52.3%、「スカウト文の作成」は40.4%に留まった。
事業部門が中途採用業務に関わる際の課題では、「採用業務を行う時間をとりにくい」が59.2%と最も多い。
即戦力人材の採用難度が高まる中で、選考に入る前段階の採用活動であるスカウト送信候補の選定からスカウト文作成、カジュアルな面談までを事業部門が担当することで求める人材の採用成功につながるため、今後事業部門がより採用にコミットできる採用体制が求められると同社は指摘している。