Twitterのアカウント名の横に付いている青いチェックマークは通称「認証バッジ」と呼ばれており、そのアカウントがアクティブなTwitterユーザであることを示している。この認証バッジは、従来は著名で信頼に値すると認められたアカウントに対してのみ付与されていたが、現在はサブスクリプションサービスであるTwitter Blueに参加することでも取得することができるようになっている。
Twitter社は2023年3月24日、認証バッジに関する方針をアップデートし、2023年4月1日をもって従来の認証バッジを削除する方針を明らかにした。これによって、今後はTwitter Blueに参加することが認証バッジを取得するための必須条件となる。
この方針の発表は、Twitter社の公式アカウントのひとつであるTwitter Verified(@verified)の次のツイートで行われた。
このツイートでは、「4月1日に、従来の検証済みプログラムの廃止と、従来の検証済みチェックマークの削除を開始します」と記載されている。また、同日に別の公式アカウントであるTwitter Blue(@TwitterBlue)は、Twitter Blueサービスを全世界でグローバルに利用できるようになったことをアナウンスしている。
なお、Twitter Blueの参加者が認証バッジを取得するためには、次のような条件も満たしている必要がある。
- 対象のアカウントには表示名とプロフィール画像が設定されている
- 対象のアカウントが過去30日間にわたってアクティブである
- アカウント作成後90日以上が経過していて、登録されている電話番号が認証済みである
- プロフィール画像や表示名、ユーザー名を最近変更しておらず、虚偽情報の流布やスパム行為などといった"欺瞞的行為"に加担していないこと
これらの基準を満たさなくなった場合や、Twitterルールへの違反の度合いが深刻であった場合などには、認証バッジが剥奪される可能性もある。この基準は、Twitterプラットフォームの信頼性を維持するためのものとされている。