Microsoftは3月21日(米国時間)、「Windows 11, version 22H2 known issues and notifications|Microsoft Learn」において、累積更新プログラム「KB5007651(Update for Microsoft Defender Antivirus antimalware platform、バージョン1.0.2302.21002)」を適用したユーザーに対し、セキュリティ保護に関する警告や通知が表示される問題が発生していると伝えた。

  • Windows 11、version 22H2 known issues and notifications|Microsoft Learn

    Windows 11, version 22H2 known issues and notifications|Microsoft Learn

表示されるセキュリティ通知や警告は「Local Security protection is off. Your device may be vulnerable.」(ローカルセキュリティ保護が無効になっています。デバイスが脆弱である可能性があります)といった文章で始まっているとされている。セキュリティ機能が有効になっていてもこのメッセージが表示され、繰り返し再起動を求めてくることがあるとしている。

影響を受けるとされるプラットフォームは次のとおり。

  • Windows 11, version 22H2
  • Windows 11, version 21H2

Microsoftはローカルセキュリティ機関(LSA: Local Security Authority)の保護を有効にし、少なくとも1回はデバイスを再起動している場合は、この通知や警告は無視してかまわないと説明している。同社はこの問題の解決方法を検討中であり、修正が利用可能になり次第、情報を提供すると説明している。

Microsoftはこの問題は「KB5007651」を適用したユーザーに発生するとしているが、BetaNewsは「Microsoft panics Windows 11 users with 'Local Security Authority protection is off' warning」において、KB5007651ではなく「KB5023706」を適用したユーザーでも問題が発生していると指摘している。