Microsoftは、「A principled approach to app pinning and app defaults in Windows|Windows Experience Blog」において、Windowsにおけるアプリケーションのピン留めとデフォルトアプリケーション設定の改善に取り組むと伝えた。
MicrosoftはWindowsでサードパーティ製アプリケーションを使う場合、そのサードパーティ製アプリケーションをデフォルトアプリケーションの代わりとして使えるようにする設定を提供している。また、よく使うアプリケーションをピン留めしておく機能も提供している。今回の発表は、この機能を改善してよりユーザーが制御できるようにするものとされている。
Microsoftが発表の中で説明した主な内容は次のとおり。
- ユーザーが規定のアプリの変更を行う操作を簡単にする。また、デスクトップ、スタートメニュー、タスクバーにおけるアプリのピン留めを現在よりもユーザーの意図を反映しやすいものにする
- アプリケーション開発者がアプリケーションを規定のアプリに設定したり、タスクバーにピン留めしたりするための一般的な方法を提供する
- 新しく提供されるこれら方法は、サードパーティ製アプリケーションのみならず、Microsoftのデフォルトアプリケーションも同じ方法を使用する
Microsoftはこうした機能を数カ月以内にWindows Insider Dev Channelで配信すると説明している。ユーザーが広く利用できるようになるにはまだ数カ月以上の期間がかかるものとみられる。
MicrosoftはWindowsにおいて規定のアプリケーションを変更する機能を提供しているが、対象が細かく煩雑であることや、また、変更できないアプリケーションもあること、アプリケーション側から制御する統一された方法が提供されていないといった指摘が行われていた。今回Microsoftが発表した内容はこうした要望に応えるもので、実現すれば現在よりもカスタマイズが簡単に行えるようになるものとみられる。