データサイエンティスト協会は3月20日、一般(個人)会員向けに実施したデータサイエンティスト(DS)の実態に関する調査結果を発表した。有効回答数は540人。

2018年~2022年までの回答を比べることでDSが所属している業種の実態を調査した質問では、IT・通信業や製造業が横ばいだった一方、その他の業種が拡大していることから、DSが所属している業種が多様化していることが判明した。

  • あなたが所属する企業・組織の業種を教えてください 引用:データサイエンティスト(DS)の実態に関する調査結果(データサイエンティスト協会)

加えて「あなたの所属している企業・組織ではどのような目的でデータ分析・解析を行っていますか」と聞いた質問では、「社内データを社内業務で活用するために分析」する割合が増えており、社内でのデータ分析ニーズが高まっていることが分かった。

「所属している企業・組織では、データサイエンスに関する専門の部署やチームがありますか」という質問では、40%が「ある」と回答している。

また「あなたはデータサイエンティスト」という職種にどのようなイメージを持っていますか」と、職種に対するイメージを聞いた調査では、「専門性が高い」という回答が最も多く、71%だった。次いで「将来性がある」、「人の役に立つ」、「自己成長できる」という声が寄せられた。

  • あなたはデータサイエンティスト」という職種にどのようなイメージを持っていますか 引用:データサイエンティスト(DS)の実態に関する調査結果(データサイエンティスト協会)

改めて「データサイエンティストという仕事に将来性を感じていますか」と聞くと、82%が「将来性を感じている」と回答しており、同社によるとこの回答は他の職種と比べても非常に高い水準だという。