パナソニック コネクトは3月20日、i-PROのXシリーズ・ネットワーク・カメラのうち21倍光学ズーム対応のPTZ(パン・チルト・ズーム)一体型4眼マルチ・センサー・カメラである「WV-X86531-Z2」を取り扱い開始すると発表した。

  • 利用イメージ

新製品は、1台の筐体に5つのカメラ・ユニットを搭載し、5MP解像度のカメラ・ユニット4つで360°の広域監視と、2MP(1080P)解像度の21倍光学ズームに対応したPTZカメラ・ユニット1つで被写体の詳細監視を両立する。

  • 広域監視のイメージ

これにより、1台で行き届いた監視とカメラの台数・設置工数・スペースの削減を実現するとしている。

  • AIによる自動追尾のイメージ

またカメラにAI(人工知能)プロセッサを搭載しており、AIアプリケーションを組み合わせることで人や車を検知し、効率的に自動追尾が可能だ。

AIアプリケーションは最大6つまで、動体検知、ナンバー認識、顔検知、人物属性識別、車両属性識別、状態変化検知などを現場の用途に合わせてカメラにインストール可能といい、監視・防犯の強化や、業務効率化など多様な課題に対応する。

例えば「AI動体検知アプリケーション」をインストールすると、4つのカメラ・ユニットで検知した人や車をPTZカメラ・ユニットが自動追尾するといった連携を、1台のカメラ1で完結可能という。

従来必要だったジョイスティックによる追尾操作の代替として、AIが対象を認識しながら自動で追尾するとのことだ。