パーソルキャリアは3月20日、同社が運営する転職サービス「doda(デューダ)」が、2021年7月~2022年6月の1年間に転職した20歳~59歳の男女789人を対象に実施した調査結果をまとめた「転職理由ランキング2022」を発表した。
転職理由の1位は「給与が低い・昇給が見込めない」(32.8%)、2位は「昇進・キャリアアップが望めない」(25.2%)と、前回と傾向は変わらず昇給・昇進に関する理由が上位を占めた。トップ10には、3位(前回4位)に「社内の雰囲気が悪い」(23.4%)、4位(前回10位)に「尊敬できる人がいない」(22.9%)、7位(前回12位)に「人間関係が悪い/うまくいかない」(20.9%)と、人間関係に関する理由がランクインし、いずれも前回から順位を上げた。
男女別にみると、男性の1位は総合ランキングと同じ「給与が低い・昇給が見込めない」(31.6%)に。2位が「業界・会社の先行きが不安」(24.8%)が前回から順位を上げた。3位は「昇進・キャリアアップが望めない」(24.0%)であった。2位(前回6位)の「業界・会社の先行きが不安」(24.8%)と、4位(前回11位)の「人間関係が悪い/うまくいかない」(22.7%)は、前回から大きく順位を上げた。
女性の1位、2位は総合ランキングと同様に「評価・待遇」に関するもので、人間関係の理由も上位にランクインした。3位(前回6位)の「社内の雰囲気が悪い」(26.0%)と、4位(前回8位)の「尊敬する人がいない」(24.4%)は、前回から順位を上げた。男性と女性で転職理由に大きな差は見られなかったが、8位の「労働時間に不満(残業が多い/休日出勤がある)」(19.5%)は男性ランキングではトップ10圏外であり、唯一違いが見られた。
なお、転職理由とその傾向、さらに転職活動のなかで転職理由をどう伝えるべきか、考え方や伝え方のポイントなどは、こちらのページに詳しくまとめられている。