Microsoftは3月16日(米国時間)、Windows 11向けの更新プログラム「Windows 11 Build 22000.1757(KB5023774)」をInsiderプログラムの参加者向けにリリースした。公式ブログ「Releasing Windows 11 Build 22000.1757 to the Release Preview Channel」が、このリリースにおける改善点を伝えている。
Build 22000.1757では、主に次のような問題が修正されているという。
- システムロケールを日本語に設定している場合、レガシーモードのcmd.exeが正常に動作しなくなる
- [設定]アプリのメモ帳の項目で利用可能なオプションが全て表示されない
- PowerPointでアクセシビリティツールを使用中にアプリが停止する
- リモート プロシージャ コール サービス(rpcss.exe)において、DCOMとRPCエンドポイントマッパーの間で競合状態が発生する
- Azure Virtual DesktopでPowerPointのThink-Cell機能を使用している際にアプリが停止する
- Windowsコンテナイメージ内でWindows Searchが失敗する
- USBプリンタがマルチメディアデバイスでないにもかかわらず、マルチメディアデバイスとして認識される
Windows 11 Build 22000.1757は、Windows InsiderプログラムのRelease Previewチャネルに参加しているユーザーが利用することができる。Release Previewチャネルは、今後リリース予定の品質更新プログラムや主な新機能を先行して検証できるようにするためのチャネルで、特に問題が発生しなければそのまま将来のリリースに反映される。使用は自己責任となるが、上記の問題に遭遇しているユーザーは先行して試してみる価値があるだろう。