日立ソリューションズは3月24日に、データ・ドリブン経営による営業プロセスのDX(デジタル・トランスフォーメーション)の取り組みで培ったノウハウを基に開発したという、ユーザー企業に適した受注予測モデルを生成して経営者やマネージャーの迅速かつ的確な意思決定を支援するという「AI売上予測ソリューション」を提供開始する。価格は個別見積。
同社は、データ・ドリブン経営を加速させる中で全社的にSFA(営業支援システム)やBI(ビジネス・インテリジェンス)ツールを使用しているといい、誰もが業績シミュレーションや営業戦略立案に用いる各種情報をリアルタイムに見られるとのこと。
これにより、営業や企画部門による月次業績報告資料などの資料作成負荷を軽減すると共に、意思決定のスピードが向上し、営業生産性の向上に寄与しているという。
新ソリューションでは、Salesforceの「Salesforce Sales Cloud」に登録した営業活動や顧客特性などの情報を基に、機械学習(ML)によりユーザー企業専用の受注予測モデルを生成するとのこと。
さらに、生成したモデルを使って、最新の営業活動状況からリアルタイムに予測し、予測結果を売上計上月とマッチさせることで月別の売上シミュレーションなども可能にするという。
これにより、営業担当者は業績レポート作成に費やす負荷を軽減でき、経営者やマネージャーは精度の高いデータに基づいた迅速かつ的確な判断ができるようになるとのこと。
同ソリューションの特徴として同社は、1)AI(人工知能)を使用した高精度な売上予測を、最短3か月程度で導入できDXを推進、2)同社のノウハウを基に、予測精度の向上から意思決定における効果的なデータ可視化を実現、3)業種や業態などの特性を意識せず、受注/失注を左右するパラメータをAIが特定して売上を予測、4)日々変動する営業活動状況を自動捕捉し、リアルタイムに売上予測をアップデート、の4点を挙げている。