NECネッツエスアイは3月15日、自治体のペーパーレスを推進するASPサービスとして、「NECネッツエスアイ AI-OCR for LGWAN」の販売を同日から開始すると発表した。
同サービスは、LGWAN上で利用可能な、AI技術を活用した文字認識データ変換サービス。「LGWAN-ASPサービスで運用の負担を軽減」「高精度な文字の認識・読み取りでデータ入力の手間を削減」「非定型帳票の読み取り対応」といった3つの特徴を備えている。
例えば、文字の認識・読み取りにおいては、印字されている文字に加え、手書き文字や汚れ・傾き・歪みのある文字でも各種補正や処理を自動で施し、高精度な文字認識を実現している。そのため、窓口業務で使用している手書き書類を自動で読み取ることができるため、職員のデータ入力の手間を削減することが可能になるという。
また、様式が異なる帳票でもAIが文字列の属性を読み取り、希望する情報を自動で抽出するため、外部業者から送られてくる請求書の様式が異なる場合でも、様式ごとに文字の読み取り設定を行うことなくデータ抽出が行える。
ライセンス価格は、1団体につき年間137万5000円(税抜)で、1万枚まで読み取り可能となっている。