ジオテクノロジーズが提供する「トリマリサーチ」は3月13日、日本全国を対象に2023年2月3日~2月12日に実施した「出社とリモートワーク」に関する意識調査の結果を発表した。対象者は10代~60代の男女で、回答サンプル数は10万。
「あなたは現在、週に何日程度出社していますか」と聞いた質問では、ほぼ毎日出社していると回答した人は全国平均で66.9%、約7割がほぼ毎日出社していることが判明した。
都道府県別でみると、東京が一番少なく54.3%で、首都圏の3県では58.4%の人がほぼ毎日出社していると回答した。また、大阪と愛知では、ほぼ毎日出社が72%前後で、その他の道府県の74.3%とあまり変わらないことが分かった。
「あなたは直近の1週間で、何曜日に出社しましたか」という質問で、出社頻度によって出社する曜日に違いがあるかを確認した。その結果、週2日以上出社する人は週始めの月曜と火曜が比較的高く、週1日以下のリモート中心の人は、水曜と金曜に高い傾向であることが判明した。
また、コミュニケーション効率と出社頻度の関係を見ると、出社頻度にかかわらず、出社時の方がコミュニケーション効率を良いと回答する人が全体的に多い傾向となった。
加えて、作業効率と出社頻度の関係を見ると、ほぼ毎日出社する人の48.4%が、出社時の作業効率が良いと回答したのに対して、出社しないリモートする人の33.0%が、リモート時の作業効率が良いと回答し、出社頻度によって作業効率への意識に大きな違いがあることが分かった。コミュニケーション効率の質問と合わせて、ほぼ毎日出社する人は、コミュニケーション効率も作業効率も出社時の方がとても高い傾向であることが判明した。
最後に「理想とする働き方」を聞いたところ、出社頻度にかかわらず、出社とリモートワークの併用が高い結果となった。ほぼ毎日出社する人でも、リモートワーク併用が75.4%と非常に高く、出社しない人でも、リモートワーク併用と回答したのは44.8%と高いことが分かった。