SCSKは3月13日、米SINAI Technologiesがグローバルに提供する「SINAI Decarbonization Intelligence Platform(以下、脱炭素インテリジェンス・プラットフォーム)」の日本展開に向け、SINAIと共同でセールス・マーケティング活動を行う契約を締結したことを発表した。

  • 脱炭素インテリジェンス・プラットフォームの特長(左:排出量可視化管理、中:削減案の提案、右:排出量シミュレーションと目標管理)

    脱炭素インテリジェンス・プラットフォームの特長(左:排出量可視化管理、中:削減案の提案、右:排出量シミュレーションと目標管理)

脱炭素インテリジェンス・プラットフォームは、GHG排出量の算定に留まらず、企業の GHG排出量削減戦略の策定・管理を実現するシミュレーション機能を有する。

組織別だけではなく工程別などの詳細な切り口で排出量を可視化・管理し、GHG削減施策をコスト及び削減効果の観点で可視化するとともに削減施策の優先順位付けが可能。GHG排出量の目標を設定し、削減施策を反映したシミュレーション機能を提供する。

SCSKは、SINAIがグローバルで培ったGHG排出量管理や高度なシナリオ予測・シミュレーションなどの日本市場の展開に向け、SINAIと共同でセールス・マーケティング活動を実施する。

同時に、SCSKが提供する、データ収集自動化からエネルギー使用量・GHG 排出量管理を行うデジタルプラットフォームと脱炭素インテリジェンス・プラットフォームを組み合せ、一連の脱炭素化プロセスを支援するとしている。

今回の両社の提携に関して、SINAI創業者兼CEOのMaria Fujihara氏は、次のようにコメントしている。

「SCSKと提携し、低炭素社会に向けた企業の取り組みを加速させることができることを大変嬉しく思っています。当社のグローバルな「脱炭素インテリジェンス・プラットフォーム」と SCSK のケイパビリティを組み合わせることで、日本の企業が GHG 排出量を詳細に管理し、脱炭素化に向けた具体的な削減計画を策定するための最適なソリューションを提供できるものと確信しています」