NTT東日本川崎支店は3月9日、武蔵小杉エリアプラットフォーム主催で3月11日に開催される「武蔵小杉SDGsフェア」において、武蔵小杉駅前の市道21号線等の安全性向上に向けた社会実験として、カメラ計測・AI解析による人流調査に協力すると発表した。
これまで武蔵小杉エリアプラットフォームでは、武蔵小杉駅周辺の住民に「これからも暮らし続けたい」と感じてもらえるよう、居心地のよい空間づくり、地域の回遊性向上などを目的に、武蔵小杉駅周辺地域の公共空間の魅力向上につながる取り組みを検討・実施してきた。
前回のウォーカブル社会実験調査結果では、にぎわいづくりイベントを行うことで街中の歩行者通行量の増加に一定程度効果が認められたと同時に、武蔵小杉駅前の市道21号線を横断する横断歩道部分の危険性も明らかになったことから、今回は安全性向上に向けた社会実験をすることになったという。
同社は、武蔵小杉駅周辺交差点部における自動車・歩行者・自転車などの通行状況を計7台のカメラで計測し、武蔵小杉SDGsフェア開催時(3月11日)とイベント未実施時(2023年3月4日)の撮影映像をAI解析により比較する。
武蔵小杉SDGsフェア当日は防災・SDGsに関するブース出展として、災害伝言ダイヤル171の体験とSota(ロボット)を活用したNTT東日本グループにおけるSDGsの取り組み紹介を行う予定。
同社は、武蔵小杉エリアプラットフォーム参画企業として、武蔵小杉エリアの居心地のよい空間づくり、地域の回遊性向上に資する活動に取り組むとともに、地域密着力を生かし、「地域の未来を支えるソーシャルイノベーション企業」として、ICTソリューションの提供にとどまらず、夢や希望を感じられる社会づくりまで支援していくとしている。