メルカリの子会社で暗号資産やブロックチェーンに関するサービスの企画・開発を行うメルコインは3月9日、暗号資産交換業を開始し、メルカリアプリ内でビットコインの売買ができる新サービスを提供開始した。
新サービスは、メルカリアプリで完結するというビットコイン取引サービス。アプリから最短30秒で申し込み完了し、即座にビットコイン売買を始められるとのこと。金融機関からチャージした残高やメルカリで得た売上金・ポイントで1円から購入可能で有、少額から開始できるとしている。
なお、利用には審査があり、20歳未満または75歳以上は利用不可とのこと。
メルカリはグループ横断でセキュリティ対策の継続的な強化に取り組んでいるといい、安心・安全な体験を構築する専門チームを構成し、これまで取り組んできたセキュリティ対策を、暗号資産事業においても活用していくとしている。
また、メルカリグループの各種サービスで今後実装を推進する安心・安全なパスワードレスの生体認証(FIDO認証の仕様に基づく)を、今回メルコインで導入し、より堅牢なユーザー認証を実現したとのこと。さらに、ユーザーの資産はメルコインが分別管理し適切に保護する。
同グループは多様な価値の循環を実現すると共に、社会に必要不可欠な存在として「プラネット・ポジティブ」を追求していくとしている。
今回の暗号資産事業開始に伴い、同社はユーザーのビットコイン取引規模に応じてカーボン・オフセットを行い、暗号資産事業におけるCO2排出量を削減する取り組みを実施するとのことだ。