レッドハットは7日、スクウェア・エニックスの大規模多人数同時参加型オンラインRPG(MMORPG/Massively Multiplayer Online Role-Playing Game)である「ドラゴンクエストX オンライン」のサーバーシステムの標準OSにRed Hat Enterprise Linux(RHEL)が採用されたことを発表した。
2016年よりレッドハットのコンサルティングサービスを活用した同社は、サーバーシステムの標準OSをコミュニティ版LinuxからRHELへと変更。今後は、コンテナを活用したモダナイズされたビルドやテストフロー、Red Hat Satelliteを使った大規模なインフラ管理などRed Hat Enterprise Linuxを活用した大規模なオンラインゲーム基盤構築へと向かう。スクウェア・エニックス・ホールディングス執行役員/CIOの佐藤英昭氏は、"膨大なナレッジとLinuxカーネル開発者を多数有するRedHatのOSS課題解決力は非常に価値が高いと感じており、継続的にメンバーのスキルアップを図っていきたい"と述べる。
幅広い世代に愛されるドラゴンクエストシリーズ初のオンラインゲーム「ドラゴンクエストX オンライン」では、2020年にはHTML5対応ブラウザ向けのサービスも開始している。多くのMMO(Massively Multiplayer Online)では頻繁に行われるアップデートはユーザーの楽しみの幅を広げるイベントであると同時に、負担や負荷が一気に押し寄せるイベントでサーバーごとに更新を待ち望み、更新後のエクスペリエンス向上に新たな興奮をおぼえる。今後の更なるエクスペリエンス向上が期待される。