H3ロケット初号機は前回の打ち上げ中止により、一旦VAB(大型ロケット組立棟)内に戻されていたのだが、3月6日16時ころより機体移動を開始、射点に再び姿を現した。今回、打ち上げは7日10時37分55秒に行われる予定。機体自体は前回から何も変わっておらず、画としてはほとんど同じなのだが、今回もその様子をお伝えしよう。
ただ、機体自体は同じといっても、前回の機体移動(2月16日)からは、2週間半が経過している。そのため、前回は射点で機体に鉄塔の影が大きく映り込んでいたのに対し、同じ時間でも今回は影がより少なく、太陽も少し雲で隠れていたため、見栄えが良くなったのは嬉しかったところだ(そのほかの違いは、筆者がTシャツ1枚になったくらいだ)。
なお、前回の打ち上げ中止を受けて、電気的離脱時のノイズを抑えるため、地上側のプログラムが改修されたが、その最終検証が18時半ころより実施されている模様である。
記事の最後に、機体移動の写真を追加しておこう。前回と同じだと面白くないため、今回は、筆者が大好きな「ロケットと人間が一緒に写った画像」にフォーカスしてみた。ロケットや設備の巨大さをより実感できるはずだ。