ドコマップジャパンは3月6日、PALTEKの「GPSトラッカーR」と、ゼット・エフ・ジャパンの「SCALAR EVO Pulse」とデータを連携し、車両位置情報管理システム「DoCoMAP(ドコマップ)」上でトレーラの位置情報を管理できる「docomap Trailer(ドコマップトレーラ)」を開始することを発表した。

  • 「docomap Trailer」サービスイメージ

    「docomap Trailer」サービスイメージ

ドコマップが運営するDoCoMAPは、車両に取り付けたGPS(Global Positioning System)端末から発信された位置情報をGoogleMaps上にリアルタイムに表示する動態管理サービス。IoT(Internet of Things:モノのインターネット)を活用して運送業に特化したサービスにより物流業の支援を目指す。迅速な顧客対応や緊急時の対応にも有効だという。

PALTEKが開発したGPSトラッカーRは、トレーラ専用の静態管理端末だ。端末はバッテリ駆動で、トレーラの位置情報を1日に4回取得する。この情報はDoCoMAP上で管理できるため、停車している期間が長いトレーラの静態管理が可能になるという。オプションとして提供する駐車場マップを利用することで、実際にトレーラがどこに駐車されているのかを正確に把握できるとのことだ。

ゼット・エフ・ジャパンのSCALAR EVO Pulseは、ドイツのZFグループが開発したテレマティクス装置。走行中は1分に1回、停車中は15分に1回、位置情報を取得する。また、車両とトレーラを切り離した場合には1日に1回取得する。

今回各社のサービスを連携したことで、これまで電源供給が難しかったトレーラの位置情報を取得し、DoCoMAP上で確認可能となった。これにより、稼働率の改善や業務効率化を促すとしている。