GitHubは現地時間2023年3月5日、直近に目立った活動を行った開発者・チームを公式ブログで紹介した。同社が最初に取り上げたのはMoby。Dockerによって作成されたオープンフレームワークである。ツールキットコンポーネントの「Lego set」をプラットフォームを組み立てるための枠組みの提供を目的としたOSS(オープンソースソフトウェア)だ。2年ぶりのメージャーリリースとなるバージョン23.0.0(最新は23.0.1)では、Linuxのビルドに並列実行やマルチプラットフォーム対応機能を付与するBuildKitに対応した。
次はDalleCLI。自然言語の記述からリアルな画像やアートを作成できるOpenAIのDALL-E2をコマンドラインから操作するアプリケーションだ。OpenAI Dalle APIを呼び出して画像生成や編集、フィルターを適用できる。なお、今回が最初のメジャーリリースだ。
prettymapsはOpenStreetMapのデータからカスタマイズ可能なスタイルで地図を描画するPythonパッケージである。無償で地図を共同作成するOpenStreetMapをWebサイトに組み込む際は「pip install prettymaps」を実行すればよい。
Rallyは友人や同僚とのグループ会議開催を容易にするOSS。Docker Hubで公開中のパブリックイメージで展開するのが簡単ながらも、ローカル環境でも動作確認できる。最新版のバージョン2.1.1では、ページレイアウトの調整や曜日に関する修正が加わった。
他にもデータセンター向けセキュリティテストツールのInfection Monkey、macOS/Linux用パッケージマネージャーのbrew、ベクトル類似検索エンジンおよびベクトルデータベースのQdrantなどを取り上げた。