グーグル・クラウド・ジャパンは3月2日、東京都渋谷区のGoogle 渋谷ストリームオフィスで金融業界やBaaS(Banking as a Service)事業者に向けて、国内外の金融機関におけるデジタル改革成功事例やGoogle Cloudの金融向けソリューションを紹介する「Google Cloud 金融サミット」を開催した。本稿では、キーノートの内容を紹介する。
金融機関の内製化を支援できるクラウドを提供するGoogle Cloud
はじめに登壇したのは、Google Cloud フィナンシャルサービス事業本部 執行役員 事業本部長の綱田和功氏だ。
同氏によると、昨今では金融機関におけるGoogle Cloudの採用が拡大していると話しており、その背景として金融機関の課題に対して同社が真摯に向き合い、ソリューションを提供できているからだという。
綱田氏は「クラウドの利用法はさまざまであり、多くのワークロードが存在し、各社で利用度合いは違うものの、Google Cloudはマネジードサービス、PaaS(Platform as a Service)など、ネイティブにクラウドを利用しているお客さまが多いことが特筆すべきところだ」と胸を張る。