Delphiコアの統合開発環境を提供するエンバカデロ・テクノロジーズは2月28日、最新版の「RAD Studio 11.3 Alexandria」「Delphi 11.3 Alexandria」「C++Builder 11.3 Alexandria」のリリースを発表した。
「RAD Studio 11.3 Alexandria(以下略、RAD Studio 11.3)」は、プログラミング言語DelphiをコアにC、C++ほかクロスプラットフォームネイティブアプリ統合開発環境を持つRAD(Rapid Application Development)ツールで、「Delphi」のみの「Delphi 11.3 Alexandria(以下略、Delphi 11.3)」、C++のみの「C++Builder 11.3 Alexandria(以下略、C++Builder 11.3」を含んでおり、3タイプ同時のリリースとなる。
最新版では、新たに生体認証をサポートするコンポーネントを収録。GUIアプリケーションフレームワーク「FireMonkey」を用いるモバイル生体認証コンポーネント「TBiometricAuth」でiOSデバイスのFace IDやAndroidデバイスの指紋認証を活用したアプリケーションの開発が可能になるほか、IDEコードエディタで一致する単語を強調表示する機能やDelphi LSP(language server protocol)をベースとするコード補完やHelp Insight、コードナビゲーションを行う「Delphi CodeInsight」の高速化と品質向上が図られている。
iOS 16(Delphiのみ)、Android 13、macOS Venturaや、Ubuntu 22 LTSとWindows Server 2022など最新のオペレーティングシステムをターゲットプラットフォームとしてサポート、最低動作環境として、Microsoft Windows 10(64-bit)、Intel Pentiumまたはその互換機1.8 GHz以上、DirectX 11対応のビデオカードなど。パートナー企業のオンラインショップ、ソフトウェア流通代理店などから提供される。