日立ソリューションズは3月1日、サブスクリプションビジネスに必要な顧客管理、契約、課金・請求、決済を支援する中小企業向け販売管理システム「BSSsymphony」がインボイス制度に対応したことを発表した。3月2日より発売する。価格は個別見積もりとなっている。
「BSSsymphony」は、日本の商習慣に対応したサブスクビジネスを管理するプラットフォーム。
今回の対応は、ユーザーが適格請求書発行事業者としてサブスクビジネスの新規開始、運営の継続ができるよう、インボイス制度の要件を満たせるようにしたもので、同制度で求められる、適用税率ごとの合計金額、税率ごとに1回しか認められない消費税金額の端数処理といった、煩雑な消費税計算ルールに対応する。
また、適格請求書発行事業者の氏名または名称及び登録番号、税率ごとに区分した合計金額(税抜き/税込み)、税率ごとに区分した消費税額の表示項目に対応した請求書作成が行えるとともに、ユーザーが既に利用している外部システムへのデータ連携に対応。さらに、請求書の保存義務化に対応した、定められた期間の請求書データの保管に対応する。
同社はこのサービスによって、サブスクビジネスの効率的な運営や法令遵守に加え、適格請求書要件への対応や適格請求書発行業務に関する作業負担を軽減することができるとしている。