Microsoftは現地時間2023年2月28日、Visual Studio 2022 バージョン17.6 プレビュー1を公開した。プレビュー用のダウンロードページからセットアッププログラムを入手できる。本バージョンは同2月21日にリリースしたVisual Studio 2022 バージョン17.5をベースに.NETやC++、ゲーム開発者の生産性向上を目的にIDE(統合開発環境)の改善や.NET/C++による開発環境を改善した。コード中の中括弧({})を配色し、C++/C#/TypeScript/JavaScript/Visual Basic/Razorで使用可能。またGitに関する操作改善も加わった。

  • Visual Studio 2022 バージョン17.6 プレビュー1のセットアップページ

    Visual Studio 2022 バージョン17.6 プレビュー1のセットアップページ

.NET向けには、IntelliCode APIを使用してC#のコード使用例を提示する機能や、ビジュアライザーによるリモートデバッグ、ARM64デバイス向け.NET MAUIを新たにサポートした。C++向けには、Unreal Engineのログを表示するログビューアーや、UObjectシステム向けコード生成ツールのUHT(Unreal Header Tool)が出力するwarningとerrorログを確認する機能が加わっている。他にもCMake用デバッガーやUnix用リモートファイルエクスプローラーの追加、STM32CubeIDEのプロジェクトファイルをインポートして、Visual Studio上でC/C++による組み込み用アプリケーション開発を可能にした。MicrosoftはVisual Studio 2022 バージョン17.6 プレビュー1を発表した公式ブログで多くのフィードバックを求めている。