Rapidusは2月28日、同社が建設を計画している2nmプロセスを採用した半導体工場の予定地として、北海道千歳市を選定したことを発表した。
工場選定の理由として、同社では水や電力などのインフラに加えて、先端半導体の供給先の1つとして期待される自動車産業の関連工場も周辺に立地していること、新千歳空港へのアクセスのしやすさなどを挙げており、今後、政府による計画や予算承認を経た後、具体的な準備に向けて千歳市とも話し合いを進めていく予定としている。
なお、建設される工場は、2025年に試作ラインを立ち上げた後、2020年代の後半に量産ラインを立ち上げることを目指すとしており、最終的な敷地面積を100ha規模に拡張することも検討していきたいとしている。