Googleは2月23日(米国時間)、「Google Workspace Updates: Introducing new smart canvas features in Google Sheets and Google Docs」において、「Googleスプレッドシート」に日付、場所、金融データに関する新しいスマートチップと機能を追加すると伝えた。
スマートチップとは、 Google ドキュメントにおいて「@」 を付けることで、AIがユーザーやファイルなどを自動でサジェストして、 Google Workspaceのデータを引用するリンクを作成できる機能。
追加される新しいスマートチップや拡張される機能は次のとおり。
- 位置チップ - Googleマップのチップを追加。スプレッドシートにマップを追加でき、スプレッドシートからダイレクトリに場所を開くことができるほか、場所やルーティング情報のプレビューを表示させておくことができる
- 日付チップの機能拡張 - 「@date」「@today」「@yesterday」「@tomorrow」といった日付チップの機能が追加。クリックすることで日付ピッカーが表示され日付を簡単に変更できるようになった
- 金融チップ - 株式、投資信託、通貨などのGoogle Financeエンティティをスプレッドシートに追加。チップにカーソルを合わせることでエンティティの種類に応じた情報がプレビューで表示される。株式の場合、企業名、上場インデックス、株価、時価総額などが表示される。チップをクリックするとそのエンティティの専用ページがオープンされる
ラピッドリリースドメインに対しては、2月23日から順次機能のロールアウトが行われる。すべてのユーザーに新機能が表示されるまで、最大15日間が予定されている。リリースドメインに対しては3月9日からロールアウトが行われ、こちらも最大15日間ですべてのユーザーへ新機能の展開が行われるとされている。
Googleは、「Googleドキュメント」にストップウォッチ機能を追加したことも発表。この機能を利用することで、アクティビティを完了するまで時間を記録することができ、タスクをスケジュールどおりに進めやすくなると説明している。