Microsoftは2月22日(米国時間)、「The new Bing preview experience arrives on Bing and Edge Mobile apps; introducing Bing now in Skype - The Official Microsoft Blog」において、iPhoneおよびAndroid向けに新しいBingおよびMicrosoft Edgeモバイルアプリのプレビュー版の配信を開始したと伝えた。
Microsoftは現在、人工知能(AI: Artificial Intelligence)技術を活用した新しいBing検索エンジンおよびMicrosoft Edgeのプレビュー版をデスクトップ向けに提供している。先日、これら技術の使用に設けている制限を若干緩めるなど、正式リリースへ向けた取り組みを行っている(参考「Microsoft、Bing検索エンジンAIチャットの制限引き上げを発表 | TECH+(テックプラス)」)。
Microsoftは検索の64%が携帯電話から行われていることから、スマートフォンなどのデバイスから新しいBing検索エンジンが利用できることの重要性を主張。こうした要望に対応するため、iOSおよびAndroidで利用できる新しいMicrosoft BingおよびMicrosoft Edgeのプレビュー版の配信を開始したことを伝えた。アプリの下部に表示されるBingアイコンをタップすることでチャットセッションが開始されると説明しており、デスクトップ版と同じように会話による検索が可能とのことだ。
またMicrosoftは、Skypeがこの新しいBingに対応したことも発表した。Skypeにおける連絡先と同じ要領でグループにBingを追加するだけで、Bingが質問に応えたりその返答をグループで共有可能とされている。
MicrosoftはAIを活用した新しいMicrosoft Bing検索エンジンおよびその活用を積極的に進めている。他社に先行してサービスを提供することで、検索エンジンのシェアを増やすことを狙っているとみられる。