社会人向けオンライン学習サービス「Schoo」を運営するSchooは2月22日、ベンチャーキャピタルのインキュベイトファンドをリード投資家として、第一生命保険、中国電力などからシリーズEラウンドで総額21億5000万円の資金調達を完了したことを発表した。リスキリング市場のさらなる拡大に伴うプロダクト開発、採用・組織体制を強化する狙い。
政府が個人のリスキリング支援に5年間で1兆円を投資する方針が2022年に示されたことでリスキリングが注目を集めている。同社は2011年の創業以来、社会人向けオンライン学習サービス「Schoo」を提供し、登録会員数は84万人を超えた。法人の導入数は2020年から約2倍に増え2900社になった。
また、2022年12月にはSansanが提供するキャリアプロフィール「Eight」と連携を開始。Eightのキャリアタブ内でSchooで提供している録画授業などの学習動画が視聴できるようになった。学習動画は、「ビジネス基礎力」や「デジタルリテラシー」など総合的な内容から、職種に特化した内容まで幅広いジャンルを揃えているという。
調達した資金で既存サービス充実のための体制強化や、新規開発への投資、イノベーション創出へと充てていく考えだ。