KDDIは2月21日、固定電話の発着信が可能となるクラウド型電話サービス「Cloud Calling for Zoom Phone」とビデオコミュニケーションプラットフォーム「Zoom」を、3月30日から法人向けに提供開始することを発表した。
「Zoom(Zoom Meetings)」は、さまざまなデバイス・場所・環境からアクセス可能なビデオコミュニケーションプラットフォーム。1ミーティング最大100名まで参加でき、大・小のミーティンググループへ分割できるほか、画面共有機能で資料、ビデオクリップ、音声などを参加者全員へ共有可能。さらに、暗号化や権限ベースのセキュリティ、パスワード保護などの機能により堅牢なセキュリティに対応し、KDDI Business IDとの連携利用により簡単かつセキュアに管理を実現する。
「Cloud Calling for Zoom Phone」は、オフィスの電話番号がそのまま利用でき、スマホやPCでどこでも連絡できるフルクラウド電話サービス。「Zoom Phone」とKDDIのクラウド音声網を接続することで、固定電話番号による発着信と高品質な音声通話が可能としている。「Zoom Phone」とKDDIのクラウド電話サービスをクラウドピアリングで接続することで、番号ポータビリティに対応し、既存の固定電話番号を継続しての利用を実現した。
フルクラウド型のためオフィスへの電話回線の引き込みや宅内機器の設置工事などが不要で、固定電話の利用環境を迅速に構築可能。KDDIが提供する固定音声サービス同士の通話料金が無料のほか、KDDI光ダイレクトから同サービスに転送する場合も通話料金は無料となる。
同サービスの提供料金は、KDDI 法人営業担当者または法人お客さまセンターまで問い合わせること。