Microsoftはこのほど、「Bing Search API Pricing Update|Microsoft Bing」において、2023年5月1日から「Microsoft Bing Search API」の価格を改定すると伝えた。これにより、既存のMicrosoft Bing Search APIの価格は値上げされることになり、かつ、この新価格はすべての市場に適用されると説明されている。
新しい価格表は次のとおり。
Microsoftはこの新しい価格設定をBing検索エンジンの検索機能を向上させるために行っている技術投資をより正確に反映したものと説明している。同社は市場の需要に対応し、サービスの価格設定を定期的に評価しており、今回の値上げはそうした状況を反映したものだとしている。
Microsotは2月7日にAIを搭載した新型の「Bing」検索エンジンを発表し、現在、プレビュー版を限定したユーザーに公開している。同社のチーフマーケティングオフィサーであるYusuf Mehdi氏によると、「Bing」のプレビュー版の利用を順番待ちするリストに数百万人が登録しているとのことだ。また、Googleも対話型AI「Bard」を発表するなど、対話型AIを巡っては熱い戦いが繰り広げられている。
この価格変更は自動的に適用され、変更後の請求サイクルに反映される。課金はトランザクション数(APIコール数)に応じて課金され、指定された秒間トランザクション数を超えた場合には指定された制限内に収まるように調整される。
なお、日本のユーザーは現在は異なる価格設定に基づいているが、上記の新しい価格へ移行するとの説明が行われている。