LIGが運営するクリエイタースクール「デジタルハリウッドSTUDIO by LIG」は2月20日、同スクールの受講生・卒業生を対象にリスキリングの実態を調査し、その結果を発表した。

初めにリスキリングの実践における月の学習時間を調査したところ、「30時間上」が34.2%と最も多い結果となった。そこで同社は、「30時間」を基準とし、月の学習時間の長さによって、スキル習得にどのような違いがあるのかを調査した。

  • リスキリングの実践における月の学習時間 引用:リスキリングの実態調査(デジタルハリウッドSTUDIO by LIG)

「いつ学習していますか?」と聞いた質問では、学習時間に関係なく「休日」に多くの票が集まった。一方で、学習時間が長い人は「平日夜」「平日日中」「平日朝」の時間帯も有効活用していることが結果から読み取れる。

  • いつ学習していますか? 引用:リスキリングの実態調査(デジタルハリウッドSTUDIO by LIG)

「新しいスキルを得るために大切なことはなんだと思いますか?」との問いでは、学習時間に関係なく、新しいスキルを得るために「目的・目標を明確にすること」を大切にしている人は多いことが分かった。そのなかでも、学習時間が短い人は「学習効率」を重視し、学習時間が長い人は「自分自身で学習スケジュールを管理すること」を重視する傾向にあるということが判明した。

  • 新しいスキルを得るために大切なことはなんだと思いますか? 引用:リスキリングの実態調査(デジタルハリウッドSTUDIO by LIG)

スクールに通うことを決めた(新しいスキルを得ようと決めた)理由については、「転職やキャリアチェンジのため」と答える人が多数を占めている。一方で、学習時間が長い人からは「純粋に学んでみたかったから」という声が集まっており、「好奇心」が学びの時間に影響を与えていることが伺える結果になった。

  • スクールに通うことを決めた(新しいスキルを得ようと決めた)理由を教えてください 引用:リスキリングの実態調査(デジタルハリウッドSTUDIO by LIG)