学情は2月17日、20代の仕事観や働く意識をひも解くために、20代の社会人381人を対象に「物価高への対応」に関して調査を行い、その結果を発表した。

「物価高を受け、希望の年収額が変わった」と回答した人は、43.3%に上った。「変わらない」と回答した30.2%と比較しても13.1ポイント上回っている。

  • 物価高を受け、希望の年収額が変わりましたか? 引用:物価高への対応に関しての調査(学情)

具体的には「電気代やガス代など、生活に欠かせないものの値段が上がっている」「出費が増えている」「物の値段が上がっているので、年収が上がらないと生活レベルを下げることになる」といった声が寄せられており、物価高により支出が増えていることを受け、収入を増やしたいと考える20代が多いことが判明した。

また賃金を上げる企業について、「魅力を感じる」と回答した20代が69.0%に上る結果となった。「どちらかと言えば魅力を感じる」の26.0%と合わせると、「賃金を上げる企業」に魅力を感じている20代は95.0%に達している。

  • 賃金を上げる企業について魅力に感じますか? 引用:物価高への対応に関しての調査(学情)

賃金を上げる企業の印象について「従業員を大切にしていると感じる」「全ての企業が賃上げに踏み切れるわけではないので、魅力を感じる」「物価高で企業の支出も増えているはずなので、賃金を上げることができるのは、成長性の表れだと思う」といった声が寄せられている。同社は、賃金アップについて、業績の好調さや成長性の表れだと受け止める20代が多いのではないかとの見解を示している。