KDDIテクノロジーは2月15日、設備や施設の点検の自動化を目的とするサービス「ココサビ」をリリースしたことを明らかにした。同サービスは設備の「さび」や「ひび」をAI(Artificial Intelligence:人工知能)が自動で分析し、点検結果のレポートを自動出力するアプリだ。
従来の設備点検は高所に人が登って該当箇所を撮影し、さびやひびの状態を目視で確認して、レポートを手作業で作成していたため多くの時間を要する課題があった。ココサビにより、さびやひびの目視確認とレポート出力の工程を自動化できるという。
同サービスは画像からさびの濃さと腐食面積率を分析し、その結果に基づいて劣化度のランクを算出可能なため、修繕の必要があるかを判断する支援を行う。ひびの長さはピクセル数によりカウントする。レポートは建設電気技術協会の「通信用鉄塔及び反射板定期点検要領(案)」を参考とした点検要領に近いフォーマットで出力する。
画像1枚から利用可能な従量課金制で提供し、1カ月あたり0枚から1000枚の場合は1枚あたり400円、1001枚から7000枚までは1枚あたり200円、7001枚以上の場合は1枚あたり50円だ。これに加えて、ストレージ利用料が1カ月あたり1ギガバイトにつき5円発生する。