ヤフーは14日、同社運営のオンラインショッピングモール「Yahoo!ショッピング」とネットオークションサービス「ヤフオク!」のデータを比較し、消費動向を探る「ヤフオク!データラボ」を公開した。多くのサービスを提供する同社のなかでも一次流通サービスとなる「Yahoo!ショッピング」と二次流通サービスに位置する「ヤフオク!」の2つの消費動向の流れを比較する試みで、グラフやイラストで読みやすくデータ比較のトピックスを提供している。

公開にあわせていくつかのトピックスを掲載しているが、2021年と2022年のYahoo!ショッピングとヤフオク!の年間取扱高変化率の比較では、それぞれ旅行用品とレディースアクセサリーが1位、コロナ禍のDIY人気を受けてDIY用品が双方とも2位にランクイン。「メンズ半袖シャツ」のYahoo!ショッピングでの購入者数は4~6月にかけて急増し7月から下降するがヤフオク!では上昇下降はなだらかに。お酒ではコニャックが一次流通のYahoo!ショッピングのみ、シャンパン、スパークリングは二次流通のヤフオク!のみでランキングする。その違いの推察も載せているが、データの裏には原因があるはず。同社では、ユーザーにお買い物や出品体験を楽しんでもらい、企業や研究機関の調査などにも役立ててもらいたいとラボ設立の目的を述べている。