NTT、NTTデータ、相鉄アーバンクリエイツ(SUC)、相鉄ビルマネジメント(SBM)、ハーチ、DeNAの6社は2月13日、相鉄本線 星川駅~天王町駅周辺地区の星天エリアにおいて、市民が気軽に町作りに参加できる新しい仕組みの実証実験を開始すると発表した。

  • 星天エリアの概要

今回の実証実験では、連続立体交差事業による鉄道高架化や周辺道路整備、高架下活用など、町が大きく変わろうとしている星天エリアにおいて、「みんスマ」および「みんスマ」の地域クエスト機能を活用することで、市民参加型で地域資源を生かした魅力の創出やエリアの活性化が実現できるか検証を行う。

  • 地域クエスト機能の概要

「みんスマ」とは、NTTとNTTデータが、リモートワークの普及により居住地で過ごす時間が増加していること、SDGsやサーキュラーエコノミーといった持続的で循環可能な取り組みに対する意欲関心が高まっていることなど、人々の生活環境や意識に大きな変化が起きている点に着目し、2020年より開発を進めている「まちと人との接点となるアプリ」を指す。

  • 「みんスマ」の機能と画面イメージ

実証実験の期間は2月13日~3月31日で、住民・ワーカー・来街者・自治体職員・店舗や企業など町に関わりのある全ての市民を対象に実施される。

市民が参加できる主なコンテンツは、ハーチ提供の「星天にある『もったいない』を見つけよう!」と「星天にある『自然』を見つけよう!」、DeNA提供の「楽しいリユースカップサービスについて、みんなで考えてみよう!」の3つ。

「星天にある『もったいない』を見つけよう!」は、星天エリアにある使われていない空間やモノ、お店や事務所から出てくるゴミなど、もったいない未利用資源をみんなで可視化することで、市民みんなで町の循環を作り出すためのリサーチプロジェクト。

また「星天にある「自然」を見つけよう!」は、星天エリアの緑や川辺、その中に潜む生き物など、町の中で感じる「自然」を見つけて投稿することで、虫、魚、鳥、植物など、全ての生物が暮らしやすい町を考えるためのリサーチプロジェクト。

また「楽しいリユースカップサービスについて、みんなで考えてみよう!」は、クエストを通して、みんなが考えているリユースカップの印象を探るというコンテンツになっている。

クエストには「みんスマ」アプリ画面下の「クエスト」アイコンから参加可能。クエストに参加して、テーマに沿った写真を地図に投稿、町のみんなとシェアすることができるという。