TSMCが、2022年に技術協力、材料開発、量産支援、施設建設管理、品質管理分野において卓越した成果をあげたサプライヤ18社に対して「2022 TSMC Excellent Performance Award」を授与したことを発表した。
国内外18社のうち、日本企業は7社が含まれていた。
表彰されたサプライヤ名および表彰理由は以下の通り(カッコ内は本社所在国・地域)。
- Applied Materials(米):優れた技術協業
- ASM International(蘭):優れた生産サポート
- ASML(蘭):優れた技術開発協業
- DACIN Construction(台):新しいファブ建設における優れたパフォーマンス
- eChem Solutions(台):リソグラフィ材料における優れた材料開発と生産サポート
- Georg Fischer(スイス):新しいファブ建設における優れたパフォーマンス
- JSR(日):リソグラフィ材料における優れた材料開発と生産サポート
- KLA(米):優れたプロセス制御コラボレーション
- KOKUSAI ELECTRIC(日):優れた生産サポート
- Lam Research(米):優れた技術協業
- Marketech International(台):新しいファブ建設における優れたパフォーマンス
- Nova(イスラエル):優れた生産サポート
- Onto Innovation(米):新技術連携
- 信越半導体(日):シリコンウェハにおける優れた先端材料の開発と生産支援
- SUMCO(日):シリコンウェハにおける優れた技術提携と生産支援
- 住友重機械イオンテクノロジー(日):充実した製品サポート
- トクヤマ(日):化学材料の優れた実績
- 東京エレクトロン(日):優れた技術協業
TSMCによると、高度な半導体技術に対する市場の需要は2022年を通じて旺盛だったが、同時に、業界は長引く新型コロナのパンデミックに伴う世界的なサプライチェーンの混乱という課題に直面していた。こうした状況下において、TSMCが成長を続け、顧客がイノベーションを起こすのを支援するためにサプライヤの協力が不可欠だったとしているほか、TSMCとそのサプライヤは、研究開発や製造を含むあらゆるレベルで協力を深め、サプライチェーンと関連産業の継続的な進歩の推進に向け、サプライヤのサポートによって多くの課題を克服し、高品質かつスケジュール通りに共通目標を達成できたとしている。