インターネットイニシアティブは2月13日、オンプレミスからIIJのクラウドサービス「IIJ GIOインフラストラクチャーP2 Gen.2(以下、GIO P2 Gen.2)」への円滑なシステム移行を実現する「IIJ GIO移行ソリューション」において、移行に伴うサーバ停止期間を最低限に抑えらえれるデータ同期の仕組みを使った新たな移行メニューを追加し、本日より提供開始することを発表した。
「IIJ GIO移行ソリューション」は、オンプレミス環境と互換性が高いVMwareを仮想化ソフトウェアとして採用したクラウドサービス「GIO P2 Gen.2」への円滑なシステム移行を実現するソリューション。
今回新たに「IIJ GIO移行ソリューション」に追加する移行支援メニューは、GIO P2 Gen.2 フレキシブルサーバリソースのマイグレーション機能を使うもので、具体的にはVMware Cloud Director Availability(vCDA)を利用して仮想マシンのデータを同期する。移行元VMware環境にvCDAアプライアンスを導入し、クラウドサービスとの間で事前に移行元のデータを同期することで、切り替え時に最終同期が必要なデータ量を少なくすることが可能だという。
これにより、移行時のサーバ停止時間を極小化でき、特に「停止させることが難しいサーバやシステムを保有している」「移行対象のサーバ台数が多い」といった顧客のシステムをクラウド移行する場合に有効だとしている。
このvCDAを利用した移行作業を、要件別に分かりやすい料金体系でメニュー化し、専門的な知見を持ったエンジニアが顧客のクラウド移行作業を支援する。提供価格は、Basic(移行元システムへのvCDA導入とデータ同期環境の初期設定)が200,000円、Premium(Basicプランにおける作業と対象仮想マシンの移行)が200,000円+移行対象仮想マシンごとに99,800円(価格はいずれも税別)。