ESETはこのほど、「Is that survey real or fake? How to spot a survey scam|WeLiveSecurity」において、オンラインのアンケート詐欺に注意するよう呼びかけた。同社は、詐欺師がパスワードやクレジットカード情報などの窃取やマルウェアを配布するために正規のアンケートや調査を模倣することがあると警告している。
アンケート詐欺のようなサイバー犯罪が、詐欺師たちにとってますます大きなビジネスとなっているという。一つの事例として、世界で毎月8000万ドルの被害が出たというアンケート詐欺キャンペーンが紹介されており、そのキャンペーンでは120もの有名ブランドの名前が使われていたことが明らかにされている。
アンケート詐欺の多くは、スパムメールまたはテキストメッセージから始まるという。受信者を誘惑してクリックさせるよう仕組まれたフィッシングメッセージとなっており、有名ブランドで正当性をアピールし、被害者にアンケートの参加を促すと説明されている。金銭やギフトカード、ガジェット、割引券などの報酬が受け取れるという嘘で誘い、最終的に偽のブランドWebサイトに誘導され個人情報やクレジットカードが窃取されてしまうことになる。
あまりにも割がよすぎるオファーには注意し、短縮URLや無料Webメールが使われている場合は疑うなど、アンケート詐欺から身を守るためのヒントが紹介されている。たとえ友人や家族から推薦されたものであってもアンケートの申し出を盲目的に信用せず、それが正当なものであるのか確認することが重要だとアドバイスされている。