総合人材サービスのパーソルホールディングス(パーソルHD)は2月10日、会社員である25~69歳男女を対象に実施した、人的資本経営におけるエンゲージメントに関する企業の取り組み実態調査の結果を発表した。
同調査ではエンゲージメント向上に課題を感じているかについて聞いた。すると、「非常に感じている」「ある程度感じている」と回答した企業は合計で72.1%と、高い割合を占めた。
また、エンゲージメント向上に関する具体的な課題については、「管理職層の課題認識が薄い」が30.6%で最上位となった。他に、「育成・キャリア面」「評価・処遇面」「職場環境・働き方」「組織風土」などの問題がエンゲージメント向上の阻害になっていると答えた人も、それぞれ25%以上の割合を占めた。
さらにウェルビーイングに関する会社としての施策については、「行っている」が35.4%、「行っていない」が49.4%だった。行っている割合は企業規模が大きくなるにつれて高くなり、中小企業(従業員数が500~4999名)では24.3%であるのに対して、大手企業(従業員数が5000名以上)は46.8%であった。