三井化学は、人的資本経営の高度化を目指し、同社本体及び連結対象関係会社一部(94社)、約1.8万人を対象としたグループ統合型人材プラットフォームを構築。2月1日から稼働したことを発表した。

三井化学の長期経営計画 VISION 2030公式Webサイト

三井化学の長期経営計画 VISION 2030公式Webサイト

同社の「長期経営計画VISION 2030」には、ソリューション型ビジネスモデルの構築やDXを通じた企業変革など5つの戦略が掲げられており、社内横串連携や社外パートナーとの連携強化やエンゲージメント向上による組織能力向上など具体的な戦術が並ぶ。これらを実現するための重要な第一歩として、連結対象関係会社一部94社を含む約1.8万人を対象としたグループ統合型の人材プラットフォームが2月1日から稼働した。プラットフォーム基盤には米ワークディ社のクラウド型統合人材プラットフォーム「Workday HCM」が採用。組織・ポジション・キャリア ステップ情報の可視化などの従業員視点に加え、組織・人事データ項目及び人材マネジメントオペレーションプロセスの統合、社内コミュニケーション プラットフォームなど組織視点の機能を持つ。同社は、長期経営計画「VISION 2030」を策定するにあたり、20年先に目指すべき企業グループ像を"化学の力で社会課題を解決し、多様な価値の創造を通して持続的に成長し続ける企業グループ"と再定義している。専門性の高い分野の人材が集まるグループの力を自社のプラットフォームに結集することで、これに邁進していく構えだ。