メルカリは2月9日、海外市場における越境販売の経路拡大に向け、越境EC事業者のBless International、FROM JAPAN、SIG Service、ZenGroupの4社と提携したことを発表した。
経済産業省の調査によると、2019年の世界の越境EC市場規模は7800億米ドルと推計され、2026年には4兆8200億米ドル(年平均成長率約30%)にまで伸長するなど、市場の拡大が予測されている。
メルカリは2019年から越境販売を開始している。2022年においては円安が追い風となり、同社のフリマアプリ「メルカリ」における海外利用者数は約1.4倍に増加した。メルカリが2022年12月発表した「越境メルカリ トレンドランキング2022」によると、海外からの“推し活”需要を受け、エンタメ・ホビー関連商品の取引が活発だ。
今回の連携により、Bless Internationalが運営する「Neokyo」、FROM JAPANが運営する「One Map by FROM JAPAN」、SIG Serviceが運営する「doorzo(任意門)」、ZenGroupが運営する「ZENMARKET」で「メルカリ」上の商品を購入することが可能になった。なお、メルカリの出品者は、これまで通りの配送方法と配送料での取引が可能。メルカリは今後も越境販売の経路を拡大していく考えだ。