NECグループでネットワーク通信とシステムインテグレーションを担うNECネッツエスアイと名刺管理サービスを展開するSansanは、共同で自治体のLGWAN上でSansanのASPサービスを受けられる「Sansan セキュアアクセスサービス for LGWAN」を本年3月より開始することを発表した。

同サービスは、LGWAN(Local Government Wide Area Network:総合行政ネットワーク)でインターネットから切り離された閉鎖ネットワーク環境で業務を行う自治体でも、営業DXクラウドサービス「Sansan」が利用できるように構築されたもので、J-LIS(Japan Agency for Local Authority Information Systems:地方公共団体情報システム機構)のセキュリティ仕様に準拠したネットワークLGWANにも対応している。

「Sansan」はクラウド上で標準搭載の100万件超の企業情報と名刺やメール、ウェブフォームで収集した情報をもとに独自データベースを構築できるクラウドサービス。今回、同サービスを自治体が導入することで、LGWAN利用の都合上自治体職員がテレワーク先や外出先等で使用が難しかった「Sansan」のサービスが利用できるようになり、情報資産の共有と・可視化、ペーパーレス化が可能となる。

NECネッツエスアイでは、2007年からオフィス改革ソリューションブランド「EmpoweredOffice」を立上げ、ワークオフィスとプラットフォームを共創し、業務効率化を目指す取組みを続けており、自治体向けDXサービスもその一環として展開している。