SEMIは2月7日(米国時間)、2022年のシリコンウェハ出荷面積が、前年比3.9%増の147億1300万平方インチとなり、過去最高を更新したことを発表した。
200mm、300mmウェハともに半導体の強い需要に支えられる形で消費が伸びた結果だという。産業分野としては、主に5G、自動車、産業およびIoTといった分野の需要増が大きいという。
また、シリコンウェハ販売額も前年比9.6%増の138億3100万ドルとなり、こちらも過去最高を更新したという。
SEMI シリコン・マニュファクチャラーズ・グループ(SMG)の会長でOkmeticの最高営業責任者であるAnna-Riikka Vuorikari-Antikainen氏は、「シリコンウェハの出荷量は、過去10年のうち9年が増加となっており、半導体産業においてシリコンが引き続き中心的な役割を果たしている」と述べている。
なお、今回集計されたデータには、プロセスモニタ用のバージンテストウェハやエピタキシャル成長されたシリコンウェハ(エピウェハ)などの研磨されたシリコンウェハと、エンドユーザーに出荷される研磨されていないシリコンウェハも含まれる。半導体デバイス製造を目的としたウェハを対象としており、太陽電池用ウェハは含んでいない。