Microsoftは2月7日(米国時間)、「Reinventing search with a new AI-powered Microsoft Bing and Edge, your copilot for the web - The Official Microsoft Blog」において、人工知能(AI: Artificial Intelligence)技術を活用した新しい「Bing検索エンジン」と「Microsoft Edge」の公開を伝えた。Bing.comですでに人工知能技術を利用したベータ版の提供が行われている。
Microsoftはこの新しいBing検索エンジンを、次の4つの技術的ブレークスルーの集大成と説明している。
- 次世代OpenAIモデルの採用 - ChatGPTよりも強力で検索専用にカスタマイズされた新しい大規模言語モデルを採用。ChatGPTおよびGPT-3.5の研究開発の成果を利用し、より高速で正確で高性能な検索を実現
- Microsoftプロメテウスモデル - 人工知能技術を最大限に活用するための機能および技術の集合体であるプロメテウスモデルを採用。安全性の向上、関連性の向上、タイムリーに求められる検索結果を提供
- コア検索モデルにAI技術を適用 - Bing検索エンジンのコアにAI技術を適用。過去20年間で最大の関連性向上を実現。この技術によって基本的な検索クエリにおいても関連性が向上
- 新しいユーザエクスペリエンス - 検索、閲覧、チャットといったインタラクションを統合。Webと対話するまったく新しい方法を実現
Microsoftはすでにデスクトップのユーザーに対して新しいAIを導入したBing検索エンジンをプレビューとして公開している。プレビューは今後数百万に拡大することが予定されており、モバイルに対しても近いうちにプレビュー版の提供を開始するとしている。