エン・ジャパンが運営する転職サービス「エン転職」は2月6日、同サービスのユーザー1万2,171名を対象に実施した「昇給・ベースアップ」についてアンケート結果を発表した。
「2022年に入って、給与(基本給+一律の手当)は上がりましたか?」と聞いた質問では、28%が「上がった」と回答した。「上がった」と回答した人が多い職種上位は、「技術系(医薬、化学、素材、食品)」の38%、「エンジニア系(IT・Web・ゲーム・通信)」の34%だった。
2022年に給与が上がったと回答した人に上昇額を聞くと、最多は「1,001円~3,000円」で26%、次いで「1万円以上」の22%だった。1万円以上の上昇が多かった職種トップは「営業系(営業、MR、営業企画他)」、「クリエイティブ系(WEB・ゲーム制作、プランナー他)」が同率で32%という結果になっている。
2022年に給与が「上がった」と回答した人にその理由を聞いたところ、55%が「定期昇給のため」と回答し、「ベースアップのため」と回答した人は18%にとどまった。また、9%が「手当追加のため」と回答し、物価高や働き方の変化などへの対応を受けている人も見受けられた。
また、現在の給与額の満足度については、「満足している」と回答した人は18%(満足している:3%、やや満足している:15%)と、少なめな傾向にあることが判明した。
現在の給与に「満足している」「まあまあ満足している」と回答した人に理由を聞くと、上位は「以前よりも給与が上がっているため」で33%、「生活に余裕が持てるため」で27%となった。「あまり満足していない」「全く満足していない」と回答した人の理由上位は「生活に余裕が持てないため」で55%、「今後、給与が上がる可能性が低いため」「同年代より給与水準が低いと感じるため」が同率で34%だった。