伊藤忠テクノソリューションズ(CTC)は2月6日、5Gネットワークによる低遅延の通信環境で、メタバース(仮想空間)での複数ユーザーによる共同開発を可能にする「Omniverse on MEC」を提供開始すると発表した。

同サービスは、NTTドコモとNTTコミュニケーションズが連携して提供する低遅延・高セキュリティな通信ネットワークサービス「docomo MEC」にメタバースの開発プラットフォーム「NVIDIA Omniverse Enterprise」を組み合わせるもの。価格は月額42万円から。

Omniverse on MECは、docomo MEC基盤でメタバースの開発プラットフォームOmniverseを利用し、メタバース空間での効率的な共同開発を可能とするプラットフォームサービス。

Omniverseは、さまざまな3Dデータを取り込み、物体の形状、位置、表面の質感や光源などを精緻に表現することが可能で、建設業界での3Dモデル作成やレビュー、製造業界での各種シミュレーション、メディア・エンターテイメント業界での3Dコンテンツの制作などの業務を実現できる。複数人で同じ状態の画面を見ながらリアルタイムな協調作業が実施でき、短期間で目的に応じたメタバースを完成させることが可能。

  • 「Omniverse on MEC」のサービス概要