インターネットイニシアティブ(IIJ)は2月1日、同社が2019年5月より運用しているデータセンター「白井データセンターキャンパス(白井DCC)」のサーバ棟および管理棟屋上に太陽光発電パネルを設置し、2023年2月より運用を開始したことを発表した。自社データセンターにおけるカーボンニュートラルへの取組みを推進する。
多くの電力を消費するデータセンターにおいて温室効果ガス削減(カーボンニュートラル)は喫緊の課題となっている。IIJはこれまで、エネルギー効率の高い外気冷却方式の空調設備や、AI(人工知能)による空調制御、リチウムイオン蓄電池の活用など最新の省エネ技術を導入し、電力利用効率の最適化を図ってきた。
今回IIJが設置した太陽光発電パネルの設備容量は、白井DCCサーバ棟の約3%にあたり、年間の発電量は約373MWhを見込んでいるという。
今後、島根県松江市で運用している同社データセンター「松江データセンターパーク」および2023年7月に運用開始予定の白井DCC 2期棟にも、太陽光発電パネルを導入する予定とのことだ。