GitHubは1月30日(米国時間)、「Action needed for GitHub Desktop and Atom users|The GitHub Blog」において、GitHub DesktopとAtomを最新バージョンへアップデートするよう伝えた。不正アクセスへの対応処理で一部のGitHub DesktopとAtomが無効になることがわかっており、それまでにアップデートを行うよう求めている。
2022年12月7日、GitHubは「GitHub Desktop」および「Atom」の開発に使用される一連のリポジトリへの不正アクセスを検出した。この不正アクセスによって、暗号化されたコード署名証明書のセットが窃取されている。
窃取されたコード署名証明書はパスワードで保護されており、悪意ある使用の証拠は見つかっていないが、GitHubは予防措置としてGitHub DesktopおよびAtomアプリケーションに使用される公開証明書を取り消すことを決定した。証明書を取り消した場合、Mac向けのGitHub DesktopおよびAtomアプリケーションの一部のバージョンが無効になる。
無効になるプロダクトおよびバージョンは次のとおり。
- GitHub Desktop 3.1.2 (Mac版)
- GitHub Desktop 3.1.1 (Mac版)
- GitHub Desktop 3.1.0 (Mac版)
- GitHub Desktop 3.0.8 (Mac版)
- GitHub Desktop 3.0.7 (Mac版)
- GitHub Desktop 3.0.6 (Mac版)
- GitHub Desktop 3.0.5 (Mac版)
- GitHub Desktop 3.0.4 (Mac版)
- GitHub Desktop 3.0.3 (Mac版)
- GitHub Desktop 3.0.2 (Mac版)
- Atom 1.63.1 (Windows版、Mac版)
- Atom 1.63.0 (Windows版、Mac版)
GitHub Desktopは最新版が公開されている。Atomは2022年12月にすでにサポートが終了しており、新しいバージョンは提供されていない。Atomを使い続けたい場合には「Atom 1.60.0」という以前のバージョンへダウングレードして使用する必要がある。