キヤノンマーケティングジャパンは1月31日、2022年4月より本社、自社ビルを含む5拠点において、使用電力の実質再生可能エネルギー100%を実現したと発表した。これにより、2022年4~12月の期間のCO2排出量約3,800トン分が実質ゼロとなったという。

今回、本社、自社ビルを含む5拠点(キヤノン S タワー、キヤノン港南ビル、幕張事業所、青森ビル、熊本ビル)の2022年4~12月の9カ月間に使用した電力量に相当する約8,300MWh分のトラッキング付きFIT非化石証書を購入することにより、使用電力の実質再生可能エネルギー100%を実現した。

同社は、2050年に向けて策定した「キヤノンMJグループ環境ビジョン2050」で、目標の一つとして「カーボンニュートラルの実現」を掲げている。さらに、同ビジョンの中間目標「キヤノンMJグループ2030年中期環境目標」の一つである「自社CO2の38%削減(2021年比)」の達成を目指している。

自社CO2は、Scope1(燃料の燃焼など事業者自らによる温室効果ガスの直接排出)、Scope2(他社から供給された電力の使用に伴う間接排出)の温室効果ガス排出量の合計値を指す。

システム開発や運用、データセンター事業を展開するグループ企業のクオリサイトテクノロジーズでも、今年4月を目標に、データセンターも含めた本社全体の使用電力を100%再生可能エネルギーへと変更を予定している。